パリの灯は遠く

アラン・ドロン主演の社会派サスペンス。ドイツ軍占領下のパリで、同姓同名のユダヤ人と間違われた男の不条理な恐怖を描く。

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解 説

ジョセフ・ロージー監督が第二次世界大戦中におけるユダヤ人排斥をテーマに、人種差別、他者への不寛容、思想弾圧の恐怖を織り交ぜて描いた社会派サスペンス。自らの潔白を証明しようと奔走するうちに、次第に同姓同名の謎の男に同化してゆく主人公の心の揺らぎを、アラン・ドロンが繊細な演技で表現。暴力的なまでに残酷な国家権力と、無力な個人の関係を冷徹かつ淡々とした眼差しで描き、ラストシーンは異様な印象を刻みつける。

あらすじ

ユダヤ人排斥運動の嵐が次第に激しさを増していた、1942年ドイツ占領下のパリ。ユダヤ人から安く買い叩いた美術品を高く売り飛ばして贅沢な暮らしをする美術商ロベール・クラインのもとに、「ユダヤ通信」という新聞が届く。不審に思い新聞社に赴いたクラインは、彼と同性同名のユダヤ人が存在しており、その男が警察に追われていることを知るが…。

監 督

出 演

ジャンル サスペンス / 社会派
本編時間 125分
制作 1976年 フランス=イタリア
原題 MR.KLEIN
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