十二人の怒れる男

シドニー・ルメットが監督した法廷ドラマの名作。舞台を1部屋に限定し、12人の陪審員による殺人事件の審議の行方が描かれる。

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解 説

ある少年が犯した殺人事件をめぐる裁判で、圧倒的に有罪と思われた状況が1人の陪審員の意見で流れを変えてゆく過程を描いた法廷劇の名作。高評価を得たテレビ版と同じシドニー・ルメットとレジナルド・ローズの監督&脚本コンビが密室劇を見事に映画化。製作も兼ねたヘンリー・フォンダのほか、頑に主張を変えないリー・J・コッブなど出演俳優陣が強い印象を残し、感情と論理が飛び交う審議の行方がスリリングに描かれる。

あらすじ

真夏のニューヨーク。法廷では、17歳の少年が起こしたとされる殺人事件に関する審理が行なわれていた。少年の容疑はナイフで父親を刺殺したというもの。やがて審理が終わり、12人の陪審員たちは陪審室で評決への討議を開始する。事件は当初、誰が見ても有罪と思われたため、すぐに評決に達するものと見られていた。だが、1回目の投票でただひとり、陪審員8番が無罪を主張し…。

★ベルリン国際映画祭金熊賞(最高賞)、国際カトリック映画事務局賞受賞。

監 督

出 演

ジャンル ドラマ / サスペンス
本編時間 98分
制作 1957年 アメリカ
原題 12 ANGRY MEN(1957)
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